知る人ぞ知る美味魚!「カイワリ」ってどんな魚?初心者ガイド

スーパーや鮮魚店でたまに見かける「カイワリ」という魚。見た目はシマアジに似てるけど、ちょっと丸くて光沢があって、なんだか気になる…。そんな風に感じたことはありませんか?この記事では、カイワリがどんな魚なのか、どんな味がするのか、どうやって買えばいいのかなど、初めての方にもわかりやすく解説していきます。お魚に詳しくない方でも安心して読める内容なので、ぜひ最後までご覧ください。
カイワリってどんな魚?見た目・生態・旬の時期をチェック
まずは「カイワリって何?」という基本から見ていきましょう。名前の由来や見た目の特徴、どこでとれるのか、そして旬の時期などを紹介します。
カイワリの見た目と名前の由来
カイワリはアジの仲間で、体が丸くて平べったい形をしています。体は銀色に光っていて、尾びれが黄色っぽいのが特徴です。よく見ると背中にはうっすら青みがあり、見た目がとてもきれいです。
「カイワリ」という名前は、尾びれが“貝(かい)”が割れたように見えることから付けられたと言われています。地域によっては「ヒラアジ」や「カクアジ」「メッキアジ」とも呼ばれることがあります。
どこに生息している?主な産地と漁法
カイワリは日本の太平洋側や九州・瀬戸内海など、暖かい海に多く生息しています。底引き網漁や定置網漁でとれることが多く、特に西日本の沿岸地域ではよく見かけます。
全国的にはあまり流通量が多くないので、スーパーに並ぶことは少ないですが、地方の鮮魚店や産直市場などでは見つかることもあります。
カイワリの旬はいつ?出回る時期をチェック
カイワリの美味しい旬は、春から初夏(4月〜6月ごろ)とされています。ただし地域によって差があるため、夏場や秋にも美味しい個体が手に入ることもあります。通年とれる魚なので、時期にこだわらず楽しめるのも嬉しいポイントです。
カイワリの味は?おすすめの食べ方と調理法を紹介
カイワリって美味しいの?という疑問にお答えします。ここでは味の特徴や、家庭でできるおすすめの料理法を紹介します。
クセがなく上品な白身!カイワリの味の特徴
カイワリはクセが少なく、ほどよく脂がのった白身の魚です。しっとりとした食感で、噛むとほんのり甘みが広がります。アジに似ているけれど、もう少し上品でやわらかな味わいです。
「高級魚」とまではいかないけれど、プロの料理人にも評価されることがある、知る人ぞ知る美味しい魚なんです。
刺身・塩焼き・フライ…カイワリのおすすめ料理3選
- お刺身 新鮮なカイワリは、まずはお刺身で。皮を炙った「焼霜造り」も香ばしくておすすめです。
- 塩焼き シンプルな塩焼きにすると、皮のうま味が引き立ちます。ごはんとの相性も抜群です。
- フライ アジフライのように衣をつけて揚げても美味。外はサクッ、中はふんわりとしていて、お子さんにも人気です。
この他にも、煮付けやなめろう、あら汁にしても美味しく食べられます。
プロの料理人も評価!カイワリの評価
大型のカイワリは鮮魚店や寿司店で「高級魚」として扱われることもあり、料理人の間では「穴場の絶品魚」として注目を集めています
カイワリはどこで買える?価格帯と見つけ方のコツ
最後は、お目当てのカイワリをどう探すか。流通状況や価格の目安、鮮度の見分け方まで実用的な情報を網羅します。買う前に知っておくと役立つ内容です。

スーパーや鮮魚店での取り扱い状況
カイワリは流通量が少ないため、スーパーではあまり出回りませんが、地方の鮮魚コーナー(特に西日本)愛媛県、長崎県、鹿児島県などでは比較的よく流通しているようです。また、産直市場、地域密着型の店舗で見かけることがあります。
カイワリの価格は高い?手頃?
サイズや鮮度によって変わりますが、流通量が少なく、大型になることも少ないため、シマアジやマダイほど高価にはならず、比較的手ごろな価格で購入できる魚です。
鮮度の見分け方と選び方のポイント
新鮮なカイワリを選ぶ際のポイント:
- 目:澄んで透明感があること
- 体表:光沢がありハリがあること
- 腹部:膨らんでおらず抜けていないこと
- 臭い:海の爽やかな香り、異臭がないこと
また、口内に寄生する「シマアジノエ」という寄生虫が見つかることがありますが、人体には害がなく、処理されているものは安心して楽しめます
まとめ:カイワリは知る人ぞ知る、美味しくて手頃な魚!
カイワリは、見た目や味わいが高級魚シマアジに似ていながら、流通量が少ないため比較的手ごろな価格で楽しめる魚です。クセがなく上品な白身は、お刺身から塩焼き、フライまで幅広い料理に合い、魚に詳しくない方にもおすすめです。スーパーではあまり見かけないかもしれませんが、産直市場やネット通販で出会えることも。もし見かけたら、ぜひ一度試してみてください。きっとその美味しさに驚くはずです。